レース展望・予想

前走の勝ちっぷり評価しファストフラッシュ「いちょう並木特別」(金沢競馬)

2020/10/27

金沢競馬は27日(火)が10月最後の開催となります。A1級が1500メートルと1900メートルの距離別で選択できるようになっており、第9レース「いちょう並木特別」(A1級二組、金沢競馬場1500メートル)の方は、展開ひとつでどの馬にも勝つチャンスがある大接戦になりました。

◎4 ファストフラッシュ(牡5、鈴木正也厩舎)は前走、短期放牧明けで約3カ月ぶりの実戦にもかかわらず、石川ダービー馬のハクサンアマゾネスと百万石賞2着のトウショウデュエルに直線競り勝って、復帰戦を白星で飾りました。前を走る上記2頭に4コーナーで並びかけて、直線半ばで抜いた勝ちっぷりは力強く、勝ち時計も1分34秒台と破格でした。引き続き追い切りの感触は悪くなく、今回も同じ1500メートル戦なら連勝が狙えそうです。

○6 エンドレスゴールド(牡5、加藤和宏厩舎)はA1級に昇級となった前走、後方からの追走になりながらも4着まで詰め寄ってきました。大井C2から金沢に移籍してきて初めて馬券圏を外してしまいましたが、トップクラスでもやれる手応えはつかみました。追い切り時計は計時していませんが、引き続き気配は順調で、先に仕掛けていくファストフラッシュに食い下がり、直線たたき合いに持ち込めるなら逆転もあるかもしれません。

▲3 エイシンビジョン(牡7、金田一昌厩舎)は前走も3着止まりで、A1級昇級後は伸び悩んでいる感もありますが、3戦3勝と相性がいい1500メートル戦なら見直しは必要です。初コンビとなる吉原寛人騎手の導きで元中央4勝馬の意地に火がつけば、際どい勝負になりそうです。

△5 ロックスピリット(牡4、金田一昌厩舎)も1500メートル戦は3戦3勝と好走実績があります。夏場に調子を落としてしまい、今回は約2カ月の休み明けになりますが、急ピッチで乗り込まれており、追い切りの動きも悪くありませんでした。他馬に絡まれることなくスムーズに先行できれば巻き返してきそうです。

前走差し返して金沢に移籍後8勝目を挙げた△2 フェルヴィド(牡4、金田一昌厩舎)もまだ底を見せていません。さらに相手は強くなりますが、A1級でも好勝負できるなら、エンドレスゴールドと同様に今後が楽しみになります。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(フォーメーション) 4・6→4・6・3・5・2(8点)
3連単(フォーメーション) 4・6→4・6・3・5・2→4・6・3・5・2(24点)

いちょう並木特別の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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