レース展望・予想

前哨戦の熱戦再び「百万石賞」(金沢競馬)

2020/06/23

金沢競馬の上半期最強馬を決める「第63回百万石賞」(金沢競馬場2100メートル)が、6月23日(火)のメイン第11レースに行われます。今年で63回目を迎える伝統の一戦ですが、長い歴史の中で平日に行われるのは初めてです。前哨戦の利家盃で勝ち負けを演じたサノサマーとティモシーブルーが再び熱戦を繰りひろげます。

◎5 サノサマー(牡6、加藤和宏厩舎)は中央在籍時から後方待機策から直線伸びてくる追い上げ一辺倒でしたが、前走の利家盃は先行するティモシーブルーを終始外からマークする意外な位置取りでレースを進めました。2周目3コーナーでは先に仕掛けたティモシーブルーにいったん離されましたが、4コーナーですぐに追いつき、直線の追い比べ勝負を制してゴール前先頭へ抜け出しました。前がかりな位置取りでも末脚の切れ味が鈍らなかったのは大きな収穫です。今回はさらに距離が延びますが、中央の2100メートルで2勝していることから問題はなく、追い切りでも引き続き力強い動きを披露しています。再度決め手の違いを見せつけて、転入から3連勝で金沢の頂点に立てるか注目です。

○7 ティモシーブルー(牡6、金田一昌厩舎)は昨年の覇者で、連覇がかかっているだけに百万石賞は負けられません。前走の利家盃はサノサマーに終始マークされる厳しい展開となり、2周目3コーナーで引き離しにかかりましたが、直線半ばで捕まってしまい2着でした。逃げた馬が2周目向正面で早めに失速して押し出されて先頭へ出る状況となったのが、直線の伸びを欠いたようです。春先からここ目標に仕上げられてきたとあって、追い切りでは前走以上の好タイムを計時しています。サノサマーより外枠に入った今回は逆にマークしながらレースを進められそうで、勝負どころから一気にコーナーを駆け上がっていければ、サノサマーの猛追を振り切れるかもしれません。

▲9 サウスアメリカン(牡5、金田一昌厩舎)は前走の利家盃で直線伸び切れず4着も、3コーナーからティモシーブルーに食い下がって見せ場はありました。前走のように直線の瞬発力勝負になると分が悪いですが、今回も好位置をキープできれば、追ってバテない強みを発揮し、流れ込みが図れそうです。

△8 トウショウデュエル(牡8、佐藤茂厩舎)も前走の利家盃でサノサマー、ティモシーブルーに遅れての3着でしたが、2周目向正面から追い出しての勢いは勝ったサノサマーを上回るものでした。以前に比べて控える競馬もこなせるようになっており、さらなる距離延長も克服できそうです。

△4 タンクティーエー(牡4、高橋俊之厩舎)は前開催も使ったため日程的には厳しいですが、前走のように逃げた馬を外からにらみながら先行できれば、8着に沈んだ利家盃からの巻き返しがありそうです。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(フォーメーション) 5・7→5・7・9・8(6点)
3連単(フォーメーション) 5・7→5・7・9・8→5・7・9・8・4(18点)

百万石賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

レース展望・予想一覧
 

ページ先頭へ↑

地方競馬予想情報

地方競馬ならオッズパーク競馬